我々運送業を取り巻く環境は、日毎厳しさを増しています。
昨年は新型コロナウイルス感染症、ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイル発射問題や為替の急激な変動による円安で、海外からの輸入に頼る我が国の暮らしは、原材料の高騰等で物価を押し上げています。原油価格の高騰を始め、ガソリンや軽油、タイヤ、オイル、各石油由来製品の価格高騰は、我々の暮らしに大きな負担増となっていることを皆様も感じられていることと思います。
特に、我々運送業界では「2024年問題」と言われる働き方改革について、準備を進めることが急務であり、労働時間の短縮、拘束時間の短縮がいよいよ本格的に進められます。
労働時間を短くすることで、賃金が減ってしまう事が無いように、お客様と真剣な協議を行うことが必要となってきます。
そこで大切なことは、「輸送品質の向上」であります。ミスやエラー、事故やトラブルを如何に少なくすることが出来るのかが、求められるキーワードになります。
時間を守る、約束を守る、交通法規を守る、法令遵守が大切になります。
今回の法改正では「改善基準告示」の改正が行われます。大きな変化の年をプラスに意識を変え、必ずや生き残ることが出来る企業になるよう、労使一体となって努力をしたいと思います。
プロの職業運転手の社会的地位の向上、諸待遇改善、働き方改革を成功させるには、プロ意識を高め、お客様に求められる会社、求められるプロの乗務員にならなければなりません。
その為には皆さんのご理解と、ご協力が必要となります。先に記した「輸送品質の向上」の為、
①時間を守る ②約束を守る ③法令遵守
この三つがポイントとなります。激変の令和5年を「好変」に変えるよう、全員で進めて参りたいと思います。
宜しくお願いします。
最後に、今年は平野商運株式会社創業50周年となる節目の年でもあります。社員皆さんとご家族皆様の健康と、平穏無事な一年を祈念し、ご挨拶とさせて頂きます。
平野商運株式会社 代表取締役 平野隆之
私たちは物を運ぶことで地域社会並びに世の中に貢献します。
私たちの提供するサービスには、公道の使用、そして少なからず排出ガスを出すトラックを用います。公道の使用には法令の遵守、排ガスにはその影響を最小限に食い止める削減策の提起とその取組みが不可欠である。
"安全"はすべてにおいて最優先される事項である。意識・行動・言動はこの"安全"を大前提とする。
社員は常に向上心を持ち、自分自身、家族を大切にします。
(和を以って之を業と成す)"之"こそが、我が社の物流サービスである。
私たちは一人ひとりの力は微力である。一人では何もできないのが現実であります。
しかし、この職場に同じ意識を持ち、集まった者同士が力を合わせることでそれは大きな力へと変化する。
それが"和"であり、その和こそがわが社でしかできない"業"を発揮させるものであると信じます。